「さぁ、自己紹介しなさい」 「はい、桜庭直人です、よろしくお願いします」 また歓声が上がった。 「それから………」 あたしはこの次に出て来た言葉に………唖然とした。 「俺はこのクラスにいる西園莉紅さんの、フィアンセです」 「………えっ?」