俺はそう言って、莉紅の頭に手を乗せた。




「うん、そうだね…」




莉紅はニッコリ笑った。



けどその笑顔は…どこか寂しそうだった。




俺はこのとき思った。




莉紅はきっと、家族が欲しいんじゃないかって。



家族と、一緒に過ごしたいんじゃないかって。




~SIDE淳END~