「わ~ったよ」 俺はため息をつくと、頭を掻いた。 「早くしなさいねぇ~」 「よし、行くか」 「うん」 そして俺たちはパーティー会場へと向かった。 「淳君は…家族に恵まれて幸せだね」 歩いていると、莉紅が突然言った。