「承諾してくれたよ…」 「そうか…」 少しの間、沈黙が漂う。 「あの…」 あたしは沈黙が続いた後にゆっくり口を開いた。 「ん?何だい、莉紅ちゃん?」 仁君はあたしに視線を向ける。 「卒業したら…すぐに結婚式、あげるの…?」