「おはよう、莉紅」




「淳君…おは…よ…」




莉紅はニコッと笑った。



「やっと、起きたか」




「えっ?」




莉紅は視線を俺に向けて不思議そうな顔をした。



「昨日の莉紅…可愛いかった…」




俺は莉紅の耳元でそう呟いた。