そして口を開いた。




「お前さ…あんな言い方ねぇんじゃねぇの?」




そう言った後、石川に視線を向けた。




「はっ?」




「莉紅は…お前のことマジで心配してんだぞ?」



俺はそう言うとアスファルトに寝そべった。




「…………」




石川はずっとフェンスに視線を向けたまま、何も言わなかった。