俺は一人屋上にいた。




あの女が言った言葉を思い出す。




“莉紅はね…アンタのこと心配してんだよ?”




はぁ?




心配してる?




ふざけんなよ…。




何で俺のことなんか…心配してんだよ…。




俺は…莉紅先輩の大事な人を憎んでるんだぞ?