綾瀬君はそう言うと莉紅ちゃんの肩を叩いた。




「…………」




黙って綾瀬君の話を聞く莉紅ちゃん。




「けどな…今のアイツを追いかけたところで、何も変わらないぞ?」




綾瀬君は話を続ける。




「………うん…」




ゆっくり頷く莉紅ちゃん