「莉紅ちゃん大丈夫だよ?」




「わりぃ、中村…莉紅のこと頼む」




「あ、う…うん…」




後ろでそんな声が聞こえる。




「てめぇ誰だよ」




俺は目の前の女に視線を向けて言った。




「あたしは莉紅の親友だよ、莉紅のこと泣かせるなんて…親友のあたしが許さない」