「「「きゃあ~!!!!」」」 女の甲高い声が聞こえる そのせいで莉紅の肩も少し震えた。 「てめぇ、ふざけんなよ…莉紅に近付くなんて何考えてんだよ」 「…………」 莉紅は怖さからか下を向いている。 「別に、俺はただ…お前の大事な女を奪ってやりてぇだけだ」