「悪かったよ…」 石川君はそう言うと、保健室を出て行った。 あたしはベッドから起き上がると、涙を拭った。 そして制服を整えた。 けど…手が震えて、リボンがなかなか付けられなかった。 「ふっ…ヒック…」 また涙が出てきた。