「うえっ!?別に振り払ってないよ!!」




あたしはそう言うと走って男の子の集団の方に駆け寄った。




「えっ!?西園!?」




「助けて~!!」




「いや、だからって俺らんとこ来られても困る!!」




「何でも良いから助けてよ!!」




あたしは一人の男の子の背中に隠れた。