でもまさか…佐久間といるところを淳君に見られていたなんて…このときのあたしは思いもしなかった。




―――――…




そして放課後…。




「莉紅ちゃんバイバイ」



「うん、じゃあね♪」




美波ちゃんはあたしに挨拶をすると、手を振って帰って行った。