「女にとっちゃ…俺と付き合うことは…浮気も同然だった」 「………っ…」 「それで…石川と女は喧嘩になった」 「…………」 ベッドに潜り、出そうになる涙を必死で堪える。 「けど俺は…その場に立ち尽くすことしか出来なかった」 淳君の口調が少し荒々しくなる。