目の前の男の子がそう言って更にあたしに近付く



あたしはそこから一歩も動けない。




体は動こうとしてるのに…体が言うことを聞いてくれない。




「………止め、て…」




あたしは何とか声を絞り出した。




怖いよ…怖いよ…。




誰か、助けて…。