保健室のベッドの方から不機嫌そうな声が聞こえた。 あたしは恐る恐る声のする方に振り返った。 そして後ろに振り返った瞬間…。 見知らぬ男の人と目が合った。 「誰、アンタ」 あたしの視線の先から冷たい一言。 「………失礼します…」