「莉紅、お前何やってんだ?」 「へ?」 あたしは声のする方に視線を向けた。 「じゅ、淳君!?」 そこにいたのは淳君だった。 少し離れたところに立って、ポケットに手を突っ込んで呆れたようにあたしたちを見ていた。 「あ、綾瀬君」