「どっか行く?」


「え?」


振り向くと、すぐ後ろに先生が立っていた。


いっ…いつの間に!?


ドキドキしながら、私は外の青空に視線を戻す。



「こんなにいい天気だと、どっか遊びに行きたくなるよな。」


先生の声が耳のすぐ近くで聞こえる。


囁きかけるような甘い声に、耳がジワッと熱く感じるよ…。