「幸歩、もう平気か?」 先生は私の背中をさする。 「はい、落ち着きました…。」 「落ち着いて良かった…!やっと緊張もほぐれたみたいだな。」 あ…! そう言われると、そうかも。 今のハプニングで、ガチガチに緊張してた心も体も解きほぐされちゃった…。 災い転じて福となす…かな? まあ、災いってほど先生の紅茶を飲んだことが嫌だったわけじゃないけどさ…。