「じゃあ、土曜日は和丘が俺の家に泊まるってことで決定だな!」


「え?」



「俺、楽しみに待ってるから。」



先生は、私のおでこに軽くキスをすると、抱きしめていた手を離して、机の上の資料を軽快にまとめ始めた。



微かに鼻歌が聞こえてくるのは、気のせい…?



なんか先生…



めちゃくちゃ嬉しそうなんですけど……



やっぱり、先生が断るかもしれない…なんて淡い期待は抱くだけ無駄だったなあ…。