「春から、幸歩がこの学校に通ってこないのは、寂しいな。」 「私もです…。もしかしたら、新しいクラスの担任になるかもしれないんですよね…?そうしたら、また別の生徒の人との出会いがあって……」 「ん…?もしや妬いてくれてるの?」 先生は私の顔を覗き込む。 「えっ…!?いえ…妬いてるとかじゃなくて、ただ…そうなるのかもなぁ…って思ってみただけです…。」 慌てて否定したけど、私…やっぱり妬いてるのかな…?