「せっかく学校で過ごす最後の時間なんだから、幸歩に溺れさせて…。」



ドキッ…


心臓が思いっきり飛び跳ねる。



先生…、す……すごいこと言ってない!?


「…先生…あの……きゃっ…!」



先生の唇が首筋に降ってきて、私はビックリして声をあげる。



「“先生”じゃないだろ?」


先生は自分のネクタイをシュルッと外しながら笑みをこぼした。