「俺の名前…呼んで。」


先生の大きな手が私の頬に触れる。


どうしよう……。


確かに、そう言ったけど、いざその時になってみると、言葉が出てこないよ〜!!


でも約束は約束だし……。


「幸歩…?」



先生の呼び掛けに、私は結んでいた口を開いた。