「あの……約束って…?」

なんのことだか分からず、私は首をかしげる。


「忘れんなよ…。」



先生は笑いながら、私の髪を撫でた。


「卒業したら、俺のこと…名前で呼ぶって約束したよな…?」



あ……

そういえば、そう言ったような……


先生、ちゃんと覚えてたんだ……。