「せっ……先生!?」


ビックリしている私に先生は微笑むとピアノの傍の床に私を優しく寝かせた。


少しひんやりとした床の温度が背中に伝わる。



「この方が態勢に無理がないよな?」


先生は私に跨ると私の顔の傍に両手をついた。



「ここ、学校ですよ!?」


慌てる私に先生は全く動じることなく、私を見つめる。


「幸歩、ちゃんと約束は守れよ?」



へ?約束……?