「良かった…。断られたりしないか、ドキドキした…。」


先生はホッとした表情で胸を撫で下ろしている。


そんな…
断るわけないじゃないですか…。


私…
先生だから、結婚したいって…


ずっとずっと傍にいたいって…思うんです。



「先生…、私……先生と結婚したいけど…今すぐは……」



「分かってる…。幸歩も就職するから大変な時期になるもんな…。落ち着いてからにしような…。でも、俺…あんまり待てないかも…。」



笑いながら言う先生に私もつられて笑顔になっていた。