「私のため……ですか?」 「そう。幸歩の新しい旅路を祝して、幸歩が前向きに頑張っていけるように……。俺からの応援を込めた曲。ちょっとクサかったかな…?」 先生は恥ずかしそうに頭を掻いた。 先生ったら、いつの間に曲を作ってくれてたの…? 生徒の進路や授業で色々と忙しかったはずなのに…。 私なんかのために、こんなに心が温まる曲を作ってくれてたんだ…。