「雪、すごい降ってきたな。」


先生が空を見上げて白い息を吐く。


「先生、寒いですよね…。私がコート借りているから…。」


いくらセーターを着ているからって、かなり寒いはず…。


「俺は大丈夫だけど、幸歩が風邪ひくといけないから、続きは家に帰ってからにしよっか。」


先生は微笑んだ後、私の手を握りしめる。



ん?続き……?