「………んっ…」


雪が舞い続ける静かな公園に声が漏れる。


先生は角度を変えながら、何度もキスをするから、私は息継ぎが上手くいかない。


溶けてしまいそうな先生のキスの波に、ここが公園だなんてことを忘れてしまうくらいだった。



ようやく先生が唇を離してくれた時には、体が火照るように熱くなっていて、私は肩で息をしていた。



「久しぶりだよな…。キスも…。」


先生は前髪を掻き上げて、おでこに優しくキスを落とした。