「まあ、岡本先生は保健室の先生だし、あそこは生徒の出入りも多いからな。」

…でも、それなら他の先生も同じといえば同じだよね。


学校では、生徒と先生が関わる時間がほとんどなわけだし、岡本先生以外の先生だって既に噂を耳にしてるかもしれない…。


「先生…、だ…大丈夫かな…?」


ポロッとその言葉が出てしまった。


別に言おうとしていたわけじゃなかったのに…。


先生は俯いている私を抱きしめてくれた。