「あの…私、何か朝食の準備しますね……。」


とりあえずベッドから起きて、服だって着替えなくちゃ……


「…まだ7時じゃん。幸歩が準備してくれるのは嬉しいけど、夜遅かったんだし、もうちょっとゆっくり休んでろよ。学校があるわけじゃないんだからさ。」


腕枕をする手とは反対側の手で、私の髪を何度も優しく撫でながら、先生は爽やかに笑う。


…それじゃあ、もう少し休んでいようかな…。



髪を撫でられているのが、すごく心地よくて、私は目を閉じて先生の胸元に顔を埋めた。