「気をつけてな。それと、これからもあまり休みが無いだろうから今日は楽しんでこいよ!」


先生は知未さんの肩をポンポンとたたきながら、玄関まで送り出す。


「今日は突然すいませんでした。それじゃあ失礼します。」


遥斗が先にドアの外に出てお辞儀をした後、知未さんが後に続く。


「またね!お兄ちゃん、幸歩ちゃん。」


とびきりの笑顔で手を振る知未さんに、私も手を振った。


二人とも幸せそう…!