「おいっ!!白碕!!
お前さっきから
ずっと寝てるけど…廊下行きたいか?」

み「……zzz」

た「おい、起きろよ。」

み「ん?」

拓水?今…、授業中?
てゆーか、何で皆あたしの方見てるの?

た「起きてないと廊下行かされるぞ。」

状況を把握できてないあたしに
拓水が小声で忠告してくれた。

「次寝たらどうなるか
わかってるよな?白碕。」

み「はい、すみません!!」

お前の授業つまんないんだっつーの。
そんな事思ってるだけで
口に出したりしない。
あたし、偉いから。(笑)


  キンコ~ンカンコ~ン

み「やっと終わったあ!!」

た「お前、寝過ぎ。」

拓水がそう言いながら、
あたしの頭を教科書で叩いてきた。

み「だってつまんないもん…」

た「まあ、確かにな。
これからお前が寝てたら
ほっぺつねってやろうか?」

拓水があたしのほっぺを。
そう考えると何か嬉しくて

み「うん、お願いっ!!」

ついOKしてしまう。
でも、拓水は悪ふざけで
言ったつもりなのか
あたしがOKした事に驚いた様子。

た「てゆーか、アドレス。
教えろよ。」

恥ずかし気に言う拓水が可愛くて。
笑ってしまいそうになりながら
携帯を取り出した。
あたし達、これから
どんどん仲良しになれるかな。