み「おっはよー」

H組に入って、
いきなり大声を出したあたしに
皆が注目した。
は…恥ずかしいっ
大声出さなきゃ良かったあぁ!!

た「馬鹿じゃん(笑)」

後ろから聞きたかった声がした。

み「また馬鹿って言ったあ!!」

た「本気で思ってねーよ。」

え…何か今日、優しい!!

た「とか言ってな。
瑞季は誰もが認める馬鹿。
そうだよな、園上?」

な「うん、その通り。
瑞季はかなり馬鹿だよ」

二人してひどいーっ

み「二人共ひどいよっ」

この三人でいると楽しい。
今、心からそう思うよ。

楽しそうにしている
あたし達を陰から見ている人達が
いるとも知らず、
あたし達は楽しくて幸せな時間を
過ごした。
あの時は幸せだったよね、拓水。