すると、いきおいよくドアが開いた。
「おっはよ~って、こんな早くに誰もいるはずないか・・・って、いるじゃん!!?」
一人で訳のわからないことを言っている。一度視線はドアに向けたが、俺は無視をしていた。

「無視?つれないな~。挨拶ぐらいしてくれたっていいじゃん。」
そんなことを言いながらそいつは、俺のほうに寄ってきた。
「おはよう・・・。」
めんどくさい…そう思いながら、俺は一言だけ言った。
「よろしい!」
そいつは満足そうに頷くと、俺の横に座った。