「そうね
また日本には戻ってくるのでしょう?」



「あぁ
もちろんだ」


と父母の中で話は進んでいった





「私はいかない」




今考えると、あれが最初で最後の反抗期だったかもしれない




何を言っても日本にいる、と言っても聞かない私に対して、



父親は、大家さんがいるところなら安心だから、まだ良い


と言って、日本に居留まるのを許してくれた