「カラオケ久しぶりだなぁ!」
嬉しそうな美香と裏腹に、俺は違う意味で気持ちが高まっていた。
「星は何歌う・・・きゃ!」
「カラオケはすることしてからな」
美香を強引に引き寄せる。
「またぁ?」
「当たり前」
「しょうがないなぁ」
「とか言って嬉しそうじゃん」
「嫌いじゃないからね」
俺は美香にキスをした。
最初は軽く。そして、徐々に深く。
美香の瞳が虚ろになってきたのを確認して、押し倒した。
これが俺の一番の楽しみで、心が安らぐ時間。
無心になって俺は美香を犯した。
ただ、それは愛情からの行動なんかじゃない。
俺にとって美香は単なるセックスの相手としか考えていない。
だから、愛想付かされても嫌われても特に傷つかない。
今までもその繰り返し。