避難所に入るための受付を見つけ、シリウスは馬を降りる。
マリーも馬から下りて、受付のためにシリウスの後についていった。
名前、年齢、どこから来たのか、なんのためにこの街に入ったのか、など兵士の簡単な質問に答え、それを兵士が書き終えると、今日は城に泊まるよういわれた。
城から少し離れた避難所へと案内する係の者が出払っているようだった。
シリウスとマリーは兵士に礼を言い、馬を預けてから教えて貰った場所へとむかうことにした。
マリーは馬の顔をなで、「ご苦労様でした」と労をねぎらってから、先を歩くシリウスに駆け寄る。
「お師匠様、お城に泊まるだなんてすごいですね!」
いくら外見が好みでないとはいえ、城に泊まるということにマリーは興奮を隠せなかった。
「お師匠様は、お城に泊まったことあります?」
そう無邪気に問うマリーに対し、
「…あるよ」
とだけ返したシリウスに、すごいっと喚声を上げたマリーは、いつもと少し様子の違うシリウスに気づくことはなかった。
マリーも馬から下りて、受付のためにシリウスの後についていった。
名前、年齢、どこから来たのか、なんのためにこの街に入ったのか、など兵士の簡単な質問に答え、それを兵士が書き終えると、今日は城に泊まるよういわれた。
城から少し離れた避難所へと案内する係の者が出払っているようだった。
シリウスとマリーは兵士に礼を言い、馬を預けてから教えて貰った場所へとむかうことにした。
マリーは馬の顔をなで、「ご苦労様でした」と労をねぎらってから、先を歩くシリウスに駆け寄る。
「お師匠様、お城に泊まるだなんてすごいですね!」
いくら外見が好みでないとはいえ、城に泊まるということにマリーは興奮を隠せなかった。
「お師匠様は、お城に泊まったことあります?」
そう無邪気に問うマリーに対し、
「…あるよ」
とだけ返したシリウスに、すごいっと喚声を上げたマリーは、いつもと少し様子の違うシリウスに気づくことはなかった。