『私は…あなたの魂の記憶。前世の人格です』
前世…。なぜ突然前世が…?
『あの場所。あそこは私にとってとても思い入れの深いところでした。だから共鳴してしまったのでしょう』
あの場所…あの広場ね。だから妙な既視感があったんだわ。
『しかし、それだけではありません。あなたは…○○だから…』
えっ?よく聞こえない…
『なるほど…きっとまだ知るべきでないのですね…魂に保護がかけられている…』
あの…何の話かよくわからないのだけど。
『いいのです。あなたが魂の記憶を見るのも定めでしょう。…さあ、戻ってください』
その言葉とともに、マリーは再び自らの魂の記憶へと視界が戻っていった。