天使が舞い降りてきた。
君を初めて見た時、そう思ったんだ。
だって、ここはマンションの八階。おまけにオートロックまでついているのに、女の子が入って来れるはずがないだろう。
しかも、一緒のベッドで寝ていただなんて。
全く身に覚えもないし、友香にバレたら一体どうなることやら。
額からは冷や汗がじわりと滲む。
腰まで伸びた、色素の薄い茶色の髪。
真っ白な肌に、大きな真ん丸の瞳。
その瞳は、エメラルドグリーンの綺麗な色をしていた。
見たことがあるようで、知らない。
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