高笑いしてた陸が落ち着くと突然真面目な顔をして、俺に向き直った。



「で……?」


「は?」


「行くの、東公園。」



それを聞いて、明らかに『決着』の話をしているんだということを察した。


陸は、返事を急かすかのように、目力を強めた。



「……行かないよ、俺。」


「何、逃げんの?怖くなった?」


「違うけど……女だし。俺もう、そーゆーのから足洗ったし。」


「ふーん……ま、いんぢゃね?」



自分から聞いてきた癖にまるで、俺から聞いたみたいなそっけない態度をとった。


俺は、ただでさえもやもやするのに、陸のその態度でさらにぐちゃぐちゃになっていた。