昼休み、誰も居ない廊下の窓から切なそうに悲しそうに見る先生を・・・






「た・・・」







口から出そうになった「高野先生」という言葉を飲み込んだ。







よく分からないけど、







声をかけちゃいけない気がした。







赴任してきて2ヶ月。






先生が怒るところも、






怒鳴るところも見たことが無かった。







いつも先生の顔には笑顔と優しさで一杯だった。