「ゴメン・・・・・・な?
玲二にも、優さんにも凄いお世話になった。
“リベルダ”のみんなも、大好きだ。



それでもさ・・・・・・
私は、これ以上此処に居たら・・・・・・壊れてしまう。
本当にゴメン。

じゃぁ・・・・・・な?」

1,2歩後退してから後ろを向いて、とにかく走った。
視界の端で、玲二が慌てて追いかけてこようとしてるのも目に入ったけど、それも構わずに、とにかく走った――

もともと、私のほうが玲二より走るのが速いんだ。
追いつかれることがある筈がない。


「月姫ーーーッ!!!
龍はお前を、


      愛してるよーーっ!?」

嗚呼、それは一度でも本人から言われたかったな・・・・・・

さよなら、リベルダ。
 さよなら、moonlit night。
  さよなら、龍也・・・・・・愛してました・・・・・・