ったく・・・・・・・相変わらず飄々してるな。

“従者”とは、玲二のこと。
そして、“リベルダ”は関東地区№1のチーム。

そのリベルダの頂点に立つ男、龍也は周りから“絶対的な王”と崇められている。
そんな王様は、まさに王という名の通りというか・・・・・・
自己中心的な行動を多くとり、それを抑えたりアシストをする玲二は周りから自然に“従者”と呼ばれるようになった。

それに、私が月姫と呼ばれるのもこいつ等が関係している。
王の恋人だから、姫、らしい。
それに、リベルダの奴らが私を大切に扱ってるのが、まるで箱入り娘のようで・・・・・・ということから姫と周りから呼ばれるようになった。



確かに、周りからは私が守られているように見えるのだろう。
でも、私の此処での実力は玲二に続く№3なのに・・・・・・。

まあ、何故か私は前線で戦うのを止められてたからな。
龍也の総長命令で。
私の実力を知る者は居ないだろうし。龍也を含めて・・・・・・

私が№3であるということさえ、チームの№10までしか知らないのだ。
まだリベルダに入ったばかりの奴らなんて、ただ私が守られてるだけの存在だとでも思ってるんだろうな・・・・・・