分かってるか、龍也?

信じることをやめた私に、もう一度信じることを教えたのはお前なんだよ。

私は・・・・・・それを信じたんだ。

それなのに、龍也は私を裏切った。


治りかけだった傷が、深く抉られた。
一層深くなった傷が治ることは
           ない――・・・・・・