「これからは利都ちゃんの食生活徹底的に改善させよう！」


そう心に誓って伊織も眠りについた。


――――翌日――――


ーーチュンチュン


利都は鳥の鳴き声で目が覚めた。


「……ん～」


上体を起こし、伸びをした。


それから布団から出て横を見た。


先輩はまだ寝てるみたいだ。


僕は先輩を起こさないように、慎重に洗面所へ向かった。


服も洗面所で着替え、部屋に戻った。


部屋に戻ると先輩が起きていた。


「利都ちゃん早いねぇ～。昨日も集合場所来るの早かったし」


「そうですか？」


「そう言えば利都ちゃん任務の時は敬語でそれ以外は普通にしようとして昨日話すのごちゃごちゃになってたね♪」


伊織はふと思い出したかの様に言い笑っている。


「……うぅ…はい」


なまじ自覚があったので誤魔化せない……


「別にずっと普通でいいんだよ？」


伊織先輩はそう言ってくれるけれど


やっぱり自分の中で区切りはつけたかった。


「いいえ、大丈夫です。出来ます」


「利都ちゃん頑固だねぇ」


また伊織先輩は笑いながら言った。


「まぁ、利都ちゃんがやりにくくないならいいか！」