こうして会計を済ませて部屋に向かった。


部屋に向かっている間僕は考えていた。


伊織は僕のことに世話をやいてくれるけど


世話好きなのかな？


ーークラスのみんなもよく僕に何かとくれたりするな。


なんでだろ？


利都は自分がいかに変な食生活しているかイマイチ理解していない。


部屋に到着するとそれぞれ順番に風呂に入り、明日の準備をした。


それから少し話をして寝ることにした。


「明日は今日ほど早くないからゆっくり休んでいいよ。初任務だったしお疲れさま」


「はい、わかりました。伊織も疲れてるよね？お疲れさまでした」

それから伊織は


「じゃあ、明日ね。おやすみ」


「おやすみなさい」


二人はそれぞれの布団に入った。


しばらくすると利都の寝息が聞こえてきた。


それを見計らったように伊織は体を起こした。


「……オレってこんなに世話やきだったっけ？」


伊織は一人で呟いていた。


「利都ちゃんは見てるとホントにほっとけないよなぁ」


あんな食生活してる人初めてみた。


なんであれで大丈夫なのか本当に不思議だ。