でも、受験生という自覚はなくて、必死に受験や高校について話してくれている先生の言葉も、全て他人事のように思えた。
そういえば、空広も同い年やから受験生やんな…。
どこ受けんねやろ…。
彩夏はそんなことを考えながら、配られた高校のパンフレットに目を通した。