保健室───

ん……
目を開ける。
だいぶ気分は良くなった気がする。


『すみませんでした!!お嬢様!!』

お付き達が一斉に謝る。
斬と翼は、私のことを聞き付けて走ってきたらしい。
起き上がる。
クラっとしてまた倒れそうになる。


「お嬢様!!」


伊織がベッドに私を無理矢理寝かす。