二人は顔を見合わせて、内田先生の所まで笑みを浮かべて走った。







「・・・先生は、新任の先生ですか?」







香奈が内田先生の顔色を伺う。







内田先生は嫌味に取るでもなく、へらへらと笑っている。







「よく分かたな。俺は先月の終わり、つまり6月の終わりに入った新任だ。」







むしろその事に気付いた事を驚いているくらいだ。